アクチグラフ
あくちぐらふアクチグラフとは、腕時計型の加速度センサーで身体の動きを連続記録し、睡眠と覚醒のリズムを長期間にわたり客観的に推定する装置である。…
レム睡眠・メラトニン・CBT-Iなど、睡眠医学の専門用語を専門医監修でわかりやすく解説しています。
アクチグラフとは、腕時計型の加速度センサーで身体の動きを連続記録し、睡眠と覚醒のリズムを長期間にわたり客観的に推定する装置である。…
悪夢障害とは、生命・安全・自尊心を脅かす内容の悪夢を繰り返し見て、起床時に明瞭に想起できる状態である。日中の苦痛や機能低下を伴うものを指す。…
朝型・夜型とは、個人ごとに異なる体内時計の傾向(クロノタイプ)である。朝早く活動的になる朝型と、夜遅くまで覚醒している夜型があり、遺伝的要因が大きい。…
アテネ不眠尺度(AIS)とは、不眠症スクリーニング用の全8問の自己評価尺度である。…
アデノシンとは、覚醒している間に脳内へ蓄積して眠気を強める物質で、カフェインはこのアデノシンの働きを妨げることで覚醒作用を示す。…
アルコールは、寝酒として寝つきを早くするように感じても、睡眠後半にレム睡眠と中途覚醒が増えるため睡眠の質を下げる。長期的には不眠の原因になる。…
いびきとは、睡眠中に狭くなった上気道を空気が通る際に粘膜が振動して生じる音で、大きないびきは睡眠時無呼吸症候群のサインのことがある。…
うつ病と不眠は双方向の関係にある。うつ病では入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒など多様な睡眠障害が出現し、不眠はうつ病の発症リスク因子でもある。…
ASV(適応補助換気)とは、呼吸の状態に合わせて自動的に圧を調整して送り込む人工呼吸療法で、中枢性睡眠時無呼吸やチェーンストークス呼吸に用いられる。…
エプワース眠気尺度(ESS)とは、8つの日常場面での眠気の強さを自己評価する尺度で、合計点が高いほど日中の過剰な眠気が強いと判断される。…
オーグメンテーションとは、むずむず脚症候群でドーパミン作動薬を長期使用した際に、症状が以前より強く・早い時間帯に・広い範囲に悪化する現象である。…
オレキシンとは、覚醒の維持に関わる神経ペプチドである。ナルコレプシーで欠乏する。受容体拮抗薬は不眠症治療薬として使用される。…
オレキシン受容体拮抗薬とは、覚醒を維持する物質オレキシンの働きを抑えることで眠りを促す不眠症治療薬で、過剰な覚醒を鎮めて睡眠へ導く。…
概日リズムとは、約24時間周期の生体リズムである。サーカディアンリズムとも呼ばれ、光・食事・運動などで調整される。視床下部の視交叉上核にある体内時計が司り、ずれ…
概日リズム睡眠・覚醒障害群とは、体内時計と社会生活の時刻がずれることで生じる睡眠障害の総称で、睡眠相後退型・前進型・交代勤務型・時差型などが含まれる。…
覚醒度とは、脳がどれだけ目覚めているかを示す指標である。覚醒度が高すぎると入眠困難の原因となる。…
仮眠とは、日中にとる短時間の睡眠である。20〜30分以内であれば眠気を軽減し作業効率を高めるが、長すぎると夜間の睡眠を妨げる。…
過眠症とは、夜間に十分な睡眠をとっても日中に過剰な眠気が続き、生活に支障が出る睡眠障害の総称である。ナルコレプシーや特発性過眠症などの脳機能の異常のほか、睡眠時…
季節性感情障害(SAD)とは、日照時間が短くなる秋から冬に抑うつや過眠、過食が現れ、春に回復することを繰り返す気分障害で、高照度光療法が有効とされる。…
GABA(ガンマアミノ酪酸)とは、脳の興奮を鎮める代表的な抑制性神経伝達物質で、多くの睡眠薬はこのGABAの働きを強めることで眠気を促す。ベンゾジアゼピン系・非…
起立性調節障害とは、立ち上がった時の血圧調節がうまくできない自律神経の不調で、思春期に多い。朝起きられない、午前中の不調が代表的な症状で、睡眠覚醒リズムの乱れと…
K複合波とは、ノンレム睡眠ステージ2に現れる大きく鋭い脳波で、外部刺激への反応や睡眠の維持に関与すると考えられている。…
口腔内装置(マウスピース)とは、下顎を前方に保持して気道を広げる装置で、軽症から中等症の睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療に用いられる。…
高照度光療法とは、2,500ルクス以上の強い光を朝に浴びて体内時計をリセットする治療法である。概日リズム睡眠障害や季節性うつ病に用いられる。…
交代勤務障害とは、夜勤や交代勤務によって体内時計と勤務時間がずれ、勤務中の眠気や勤務後の不眠が生じる概日リズム睡眠・覚醒障害である。…
コルチゾールとは、ストレス時や起床前に分泌が高まる副腎皮質ホルモンで、朝の覚醒と活動の準備を整える働きを持つ。…
CPAPとは、鼻に装着したマスクから空気を送り込み、睡眠中の気道の閉塞を防ぐ持続陽圧呼吸療法である。中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の標準治療。精密検査でA…
CBT-Iとは、不眠症のための認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy for Insomnia)である。世界の主要ガイドラインで…
刺激制御法とは、眠れないときは寝床から離れ、眠くなってから戻ることで「寝床=眠る場所」という結びつきを取り戻す不眠症の認知行動療法の技法である。…
視交叉上核とは、視床下部にある体内時計の中枢(マスタークロック)で、目から入る光を手がかりに全身の概日リズムを統括する。…
時差症候群(時差ぼけ)とは、急速な経度移動で体内時計と現地時刻がずれ、不眠・日中の眠気・倦怠感・集中力低下が生じる一過性の概日リズム障害である。…
周期性四肢運動障害(PLMD)とは、睡眠中に脚などが周期的にピクッと動くことを繰り返し、本人が気づかないまま睡眠が分断されて日中の眠気を招く睡眠障害である。…
ショートスリーパーとは、生まれつき6時間未満の睡眠で健康を維持できる人である。極めて稀で、大半は本人の自覚なく睡眠不足の状態にある。…
松果体とは、脳の中央に位置する小さな内分泌器官で、夜になると睡眠ホルモンのメラトニンを分泌して睡眠と覚醒のリズムを調整する。…
情動脱力発作(カタプレキシー)とは、大笑いや驚きなど強い感情が引き金となって全身や一部の筋力が突然抜ける発作で、ナルコレプシーに特徴的な症状である。…
徐波睡眠とは、デルタ波が優勢な最も深いノンレム睡眠(ステージN3)で、脳と身体の回復や成長ホルモンの分泌が盛んに行われる。…
自律神経とは、意思とは無関係に内臓や血管を調整する神経系である。交感神経と副交感神経の2系統からなり、そのバランスが睡眠の質に深く関わる。…
神経伝達物質とは、神経細胞間で情報を伝える化学物質である。睡眠覚醒に関わるものとして、GABA・グルタミン酸・セロトニン・ノルアドレナリン・オレキシンなどがある…
深部体温とは、脳や内臓など身体内部の温度である。夕方にピークを迎え、就寝前にかけて下降する。入浴で一時的に上げてから下げると寝つきが良くなる。…
睡眠圧とは、覚醒している時間が長いほど高まる眠ろうとする力のことで、アデノシンの蓄積が関与し、睡眠によって解消される。…
睡眠衛生とは、良質な睡眠のための生活習慣全般を指す。就寝・起床時刻の規則化、寝室環境の整備、就寝前のカフェイン・アルコール・光・スマホの制限などが含まれる。…
睡眠改善薬とは、抗ヒスタミン成分の眠気を利用した市販薬で、一時的な不眠の緩和を目的とし、慢性的な不眠症の治療薬ではない。…
睡眠慣性とは、目覚めた直後に生じる強い眠気やぼんやり感のことで、深い睡眠から急に起きたときに強く現れ、通常は数分から数十分で解消する。…
睡眠効率とは、布団の中で過ごした時間のうち実際に眠っていた時間の割合を示す指標で、おおむね85%以上が良好な睡眠の目安とされる。…
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に呼吸が止まる・浅くなる状態が繰り返される疾患で、閉塞性(OSA)と中枢性(CSA)がある。大きないびき、日中の強い眠気…
睡眠時遊行症(夢遊病)とは、深いノンレム睡眠中に起き上がって歩き回るなどの行動を起こす睡眠時随伴症で、本人は覚えていないのが特徴である。子どもに多いが、大人では…
睡眠制限療法とは、布団の中で過ごす時間を実際に眠れている時間に近づけて睡眠効率を高める不眠症の認知行動療法(CBT-I)の技法の一つである。…
睡眠潜時とは、布団に入って消灯してから実際に眠りにつくまでの時間を指し、健康な成人ではおおむね10〜20分とされる。…
睡眠相後退症候群とは、体内時計が後ろにずれて入眠・起床時刻が極端に遅くなり、望む時刻に寝起きできない概日リズム睡眠・覚醒障害である。思春期から青年期に多い。…
睡眠相前進症候群とは、体内時計が前にずれて夕方から強い眠気が生じ、早朝に目が覚めてしまう概日リズム睡眠・覚醒障害である。高齢者に多い。…
睡眠日誌とは、就寝・起床時刻や夜間の覚醒、日中の眠気などを毎日記録する記録表で、不眠症の診断や治療効果の評価に用いられる。…
睡眠の二過程モデルとは、覚醒時間に応じて高まる睡眠圧(恒常性過程)と、体内時計による概日過程の2つの仕組みで睡眠と覚醒が制御されるとする理論である。…
睡眠負債とは、必要な睡眠時間に対する不足分が日々蓄積した状態である。週末の寝だめでは完全には返済できず、慢性化すると認知機能・代謝・免疫に悪影響を及ぼす。蓄積す…
睡眠紡錘波とは、ノンレム睡眠ステージ2で出現する12〜16ヘルツの紡錘形の脳波で、記憶の固定や外部刺激からの遮断に関わるとされる。…
睡眠ポリグラフ検査(PSG)とは、脳波・眼球運動・筋電図・呼吸・心電図などを同時記録して睡眠の質や障害を評価する検査である。睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーの…
睡眠麻痺(金縛り)とは、入眠時や覚醒時に意識はあるのに身体を動かせない状態で、レム睡眠の筋弛緩が覚醒時にずれ込んで起こる現象である。睡眠不足や不規則な生活、仰向…
成長ホルモンとは、入眠直後の深いノンレム睡眠中に多く分泌されるホルモンで、組織の修復や疲労回復、子どもの成長に関わる。…
セロトニンとは、気分の安定や覚醒の維持に関わる神経伝達物質で、日中に分泌され、夜には睡眠ホルモンのメラトニンの材料となる。必須アミノ酸トリプトファンから合成され…
漸進的筋弛緩法とは、身体の各部位の筋肉を意図的に緊張させてから緩める動作を繰り返し、心身の緊張をほぐして入眠を促すリラクゼーション法である。…
ソーシャル・ジェットラグとは、平日と休日で睡眠時間帯が大きくずれることで体内時計が乱れ、時差ぼけに似た不調を招く状態である。…
耐性とは、同じ薬を長期間使い続けるうちに効果が弱まり、同じ効果を得るために量を増やす必要が生じる状態で、一部の睡眠薬で問題となる。…
体内時計とは、視床下部の視交叉上核にあるマスタークロックを中心に、ほぼ全細胞に存在する時計遺伝子のネットワークである。約24時間周期で生体機能を制御する。…
チェーンストークス呼吸とは、呼吸が次第に深く速くなった後に弱まり、一時的に止まることを周期的に繰り返す異常呼吸で、心不全や中枢性睡眠時無呼吸でみられる。…
中枢性睡眠時無呼吸(CSA)とは、気道は開いているのに脳から呼吸の指令が一時的に出なくなって呼吸が止まるタイプの睡眠時無呼吸で、心不全などに伴うことがある。…
中途覚醒とは、入眠後、夜間に何度も目が覚めてしまう不眠症状である。加齢、ストレス、就寝前のアルコール、睡眠時無呼吸症候群、夜間頻尿などが原因となり、再入眠できな…
低呼吸とは、睡眠中に呼吸が完全には止まらないものの換気量が大きく減少する状態で、無呼吸とあわせて無呼吸低呼吸指数(AHI)の算出に用いられる。…
ドーパミンとは、運動の調整や意欲に関わる神経伝達物質で、その機能低下はむずむず脚症候群や周期性四肢運動障害に関係するとされる。…
特発性過眠症とは、夜間に十分以上眠っても日中の強い眠気が続き、目覚めが悪く仮眠でも眠気が改善しにくい原因不明の過眠症である。…
時計遺伝子とは、約24時間周期のリズムを刻む一群の遺伝子で、視交叉上核だけでなく全身のほぼすべての細胞に存在して概日リズムを生み出す。…
ナルコレプシーとは、過剰な日中の眠気と情動脱力発作(カタプレキシー)を特徴とする慢性の過眠症で、覚醒を維持する物質オレキシンの欠乏が関与する。緊張する場面でも突…
入眠困難とは、布団に入ってから寝つくまでに30分以上かかる状態が続くことである。不眠症の代表的な型のひとつ。…
入眠時幻覚とは、寝入りばなに鮮明な幻覚(多くは視覚・聴覚)を体験する症状である。ナルコレプシーの主要症状の一つだが、健常者でも経験することがある。…
寝言とは、睡眠中に無意識に言葉を発する現象で、多くは無害な睡眠時随伴症だが、頻繁で激しい場合はレム睡眠行動障害などが背景にあることもある。…
ノンレム睡眠とは、急速眼球運動を伴わない睡眠段階である。深睡眠を含み、脳と身体の回復に重要な役割を担う。…
早朝覚醒とは、希望する時刻より2時間以上早く目が覚めてしまい、その後再入眠できない不眠症状である。高齢者やうつ病でよく見られ、加齢によるメラトニン分泌の減少や体…
歯ぎしり(睡眠時ブラキシズム)とは、睡眠中に無意識に歯を強く噛みしめたりこすり合わせたりする習癖で、歯の摩耗や顎関節の負担、頭痛の原因となる。最大の要因は日常的…
反跳性不眠とは、睡眠薬を急に中止した際に、服用前よりも強い不眠が一時的に現れる現象で、減薬は医師の指導のもと徐々に行うことが重要である。…
反復睡眠潜時検査(MSLT)とは、日中に2時間おきに仮眠を取らせて眠りにつくまでの時間を測定し、日中の眠気の強さやナルコレプシーを評価する検査である。…
反復性過眠症(クライネ・レビン症候群)とは、1日16時間以上眠り続ける傾眠期が数日から数週間続き、それが数か月に一度繰り返される稀な過眠症である。…
ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)とは、過去1か月の睡眠の質を7つの要素から評価する自己記入式の質問票で、世界的に広く用いられている。…
非24時間睡眠覚醒リズム障害とは、体内時計が24時間に同調できず、毎日少しずつ就寝・起床時刻がずれていく概日リズム障害である。全盲の人に多く見られる。…
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬(Z薬)とは、GABA-A受容体に選択的に作用する睡眠薬で、ベンゾジアゼピン系より筋弛緩作用などの副作用が比較的少ないとされる。…
フェリチンとは、体内に貯蔵された鉄の量を反映する血液検査項目で、貧血がなくてもフェリチンが低いとむずむず脚症候群の発症リスクが高まる。…
副交感神経とは、自律神経のうちリラックス時に優位になる系統である。入眠時に活性化し、心拍数・血圧を下げて休息モードに導く。…
不眠症とは、入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠困難のいずれかが週3回以上・3か月以上続き、日中の機能障害を伴う状態である。原因はストレス、生活習慣、加齢、身体疾…
ブルーライトとは、スマートフォンやLED照明が発する波長の短い青色光で、夜間に浴びるとメラトニンの分泌が抑えられ入眠が妨げられる。…
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)とは、上気道の物理的閉塞によって生じる睡眠時無呼吸である。日本人成人の有病率が高く、放置すると高血圧・心筋梗塞・脳卒中のリスク…
ベンゾジアゼピン系睡眠薬とは、GABA-A受容体に作用する古典的な睡眠薬である。即効性があるが依存性・耐性・転倒リスクがあり、高齢者では特に慎重な使用が求められ…
マイクロスリープとは、数秒〜30秒程度の極短時間の睡眠である。睡眠不足のときに起こり、本人は自覚しないまま意識が途切れる。運転や危険作業中に発生すると重大事故の…
慢性不眠症とは、3か月以上にわたり週3回以上の不眠症状が続く状態である。短期的な不眠(一過性・短期不眠症)と区別される。…
無呼吸低呼吸指数(AHI)とは、睡眠1時間あたりの無呼吸と低呼吸の合計回数である。5未満が正常、5〜15が軽症、15〜30が中等症、30以上が重症の睡眠時無呼吸…
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群、RLS)とは、安静時に脚へ不快な感覚が生じて脚を動かしたい強い衝動にかられる病気で、夕方から夜に悪化しやすい。脳内の…
メラトニンとは、松果体から分泌されるホルモンである。夜間に分泌が増えて眠気を誘発し、睡眠と覚醒のリズムを調整する。朝の光を浴びてから約14〜16時間後に分泌が高…
メラトニン受容体作動薬とは、睡眠ホルモンであるメラトニンの受容体に作用して自然な眠りを促す不眠症治療薬で、依存性が少ないとされる。…
メラノプシンとは、網膜の特殊な細胞に存在する光受容たんぱく質で、青色光に強く反応して体内時計へ明暗の情報を伝える。…
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