加藤 隆郎
記事の医学監修
久留米大学 医学部 神経精神医学講座 講師 加藤 隆郎 先生
監修範囲:睡眠時随伴症に関する医学的記述  /  最終監修日:2026.09.08
監修ポリシー

「夜驚症は子どもだけのもの」そう思っていませんか。実は、大人になってから夜中に突然叫んだり、強い恐怖に襲われたりする症状に悩む人は少なくありません。

本人はその出来事を覚えていないため、パートナーや家族に指摘されて初めて気づくケースも多いものです。

この記事では、大人の夜驚症について、その原因や具体的な症状を解説します。そして、何よりも「日常生活でできる具体的な工夫」に焦点を当て、今日から始められるセルフケアを詳しくご紹介します。

一人で抱え込まず、適切な対策と必要に応じた専門家への相談で、安心して眠れる夜を取り戻すことは可能です。

この記事の要点
  • 夜驚症は睡眠時随伴症の一種で、深いノンレム睡眠の最中に起こります。
  • 大人の夜驚症の有病率は約2%程度と報告されています。
  • 夜驚症の最も大きな特徴は、本人が発作中の出来事をほとんど覚えていない「健忘」です。
  • 発作の最中は無理に起こさず、本人の安全を確保して静かに見守ることが基本です。
  • けがの危険がある場合や日中の生活に支障が出ている場合は、精神科・心療内科・睡眠専門クリニックへの受診を検討します。

大人の夜驚症とは?子どもとの違いと見過ごせないサイン

大人の夜驚症は、単なる「寝ぼけ」や「怖い夢」とは異なる、睡眠に関する障害の一つです。まずはその基本的な特徴を理解することが大切です。

夜驚症(睡眠時驚愕症)の基本的な特徴

夜驚症は、睡眠時随伴症(パラソムニア)の一種で、深いノンレム睡眠(脳の活動が低下した深い眠り)の最中に起こります※1。

突然、恐怖の表情で叫び声をあげたり、起き上がってパニック状態になったりするのが典型的な症状です。心拍数が増え、呼吸が荒くなり、大量の汗をかくこともあります※2。

POINT

最も大きな特徴は、本人がその間の出来事をほとんど覚えていない「健忘」を伴うことです。そのため、翌朝に症状を指摘されても、全く実感がないという場合が少なくありません※1。

もっとも、大人では発作の断片を覚えていることもあります※2。

子どもの夜驚症との主な違い、大人の特徴

子どもの夜驚症は発達過程の一時的な現象であることが多く、成長とともに自然に治まる傾向があります※1※3。

しかし、大人の場合は背景にストレスや他の睡眠障害、精神的な不調などが隠れている可能性があり、原因を探ることがより重要になります※2。小児期に始まったものが、まれに成人期まで持続することもあります※1。

放置してはいけない大人の夜驚症のサイン

「たまにのことだから」と軽視していると、思わぬリスクにつながることもあります。特に以下のようなサインが見られたら、注意が必要です。

  • 症状が起きる頻度が増している
  • 叫ぶだけでなく、起き上がって歩き回ったり、暴れたりする
  • 症状によって自分やパートナーが怪我をする危険がある
  • 日中の眠気やだるさが強く、仕事や生活に支障が出ている

これらのサインは、専門的な対応が必要であることを示唆しています。

なお、受診が必要になる回数の目安を調べたデータは、今のところ見当たりません。判断の軸になるのは、けがの危険があるかどうかと、日中の生活に支障が出ているかどうかです※1。

大人の睡眠時遊行症や夜驚症の患者では、日中に強い眠気を訴える人が多いことも報告されています※4。気になるサインがあれば、まずは記録に残しておきましょう。

なぜ大人は夜驚症になるのか?主な原因とリスク要因

大人の夜驚症は、さまざまな要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。生活の中に潜む、代表的な原因とリスク要因を見ていきましょう。

「ストレス」が大人の夜驚症に与える影響

大人の夜驚症の引き金として最も多く指摘されるのが、精神的・肉体的なストレスです※2。仕事のプレッシャー、人間関係の悩み、あるいは過労などが脳を過剰に覚醒させ、深い睡眠の質を低下させます。

この睡眠バランスの乱れが、ノンレム睡眠中の異常な行動を引き起こす一因となるのです。

症状が夜によって出たり出なかったりする理由まではわかっていません※2。原因探しに気を取られすぎず、整えられるところから手をつけてみてください。

睡眠不足や不規則な生活習慣が引き起こす問題

慢性的な睡眠不足や、シフト勤務などによる不規則な生活リズムも、夜驚症を誘発する大きな要因です※2。

睡眠サイクルが乱れると、深いノンレム睡眠が不安定になり、脳が部分的に覚醒しやすい状態になります。これが、夜驚症の発作につながると考えられています※2。

アルコールや特定の薬剤との関連性

就寝前のアルコール摂取は寝つきを良くするように感じますが、実際には睡眠の後半部分を浅くし、睡眠の質を大きく損ないます※5。

アルコールは体内でアセトアルデヒドに変わり、これが交感神経を強く刺激して睡眠を妨げることも知られています※5。

なお、お酒そのものが夜驚症を引き起こすかどうかは、まだはっきりしていません※2。眠りの質を整えるという広い視点から見直すくらいの気持ちで取り入れてください。

注意

また、抗うつ薬や睡眠薬など、特定の向精神薬の副作用として夜驚症に似た症状が現れることもあります※1。服薬中に症状が出始めた場合は、自己判断で中断せず、必ず処方した医師に相談してください※6。

他の睡眠障害や精神疾患との関連性

夜驚症は、他の病気と関連して現れることもあります。例えば、睡眠時無呼吸症候群による息苦しさや、むずむず脚症候群の不快感が、脳の覚醒反応を引き起こし、夜驚症を誘発するケースです※2。

このうち、むずむず脚症候群が夜驚症の引き金になるかを直接調べた研究は多くありません※2。足の不快感で眠りが妨げられている場合は、睡眠全体の状態として医師に相談してみてください。

さらに、うつ病や不安障害といった精神疾患に伴う症状として現れる場合もあります※7。

一方、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と結びつけて語られることが多いのは、夜驚症ではなく悪夢障害です。大人の悪夢障害の多くは、PTSDやうつ病に合併して現れることが知られています※1。

大人の夜驚症で見られる具体的な症状と周囲の反応

夜驚症の症状は本人に自覚がないため、家族やパートナーなど、周囲の人の観察が非常に重要になります※6。

突然の叫び声や恐怖、パニック状態

症状は突然始まります。深い眠りから突然起き上がり、恐怖におびえた表情で叫び声をあげるのが典型的です※2。

目は見開いているものの、意識は混濁しており、周囲の状況を認識できていません。寝汗をびっしょりかいていたり、心臓が激しく鼓動していたりするなど、身体的にも強い興奮状態が見られます※2。

時にはベッドから起き出して歩き回ったり、何かから逃れるように暴れたりすることもあり、転倒や衝突による怪我のリスクも伴います※2。

叫び声よりも、眠ったまま歩き回る行動のほうが目立つ場合については、大人の夢遊病の原因と治し方を解説した記事で詳しくまとめています。

発作後に記憶がない「健忘」の特徴

多くは短い時間で収まり、発作が終わると本人は再びすんなりと眠りに戻ることがほとんどです※2。そして、翌朝には発作があったこと自体を全く覚えていません※6。

この「健忘」こそが夜驚症の大きな特徴であり、本人による症状の把握を難しくする要因です。発作のあと、しばらく混乱した様子が続くこともあります※2。

周囲の家族やパートナーはどう対応すべきか

一緒に寝ている家族やパートナーが発作に遭遇すると、非常に驚き、心配になることでしょう。

やってはいけない対応

しかし、このとき無理に体を揺すったり、大声で呼びかけたりして覚醒させようとすると、本人の混乱を増大させ、かえって興奮させてしまう可能性があります※6。

POINT

最も大切なのは、本人の安全を確保することです。周囲に危険なものがないか確認し、落ち着いて静かに見守りましょう※1。通常、発作は長くは続きません。

翌朝、本人が落ち着いているときに、昨夜の様子を客観的に伝えてあげることが、本人が症状に気づき、対策を考える第一歩となります。

日常生活でできる!大人の夜驚症を和らげる具体的な工夫

大人の夜驚症では、生活習慣の見直しやストレス対策が対処の土台になります。睡眠が不足したり生活が不規則になったりすると、睡眠中の異常な行動は増えることが知られています※5。

ここでは、今日から実践できる具体的な工夫を詳しく紹介します。

睡眠環境の改善で質の高い眠りを

質の高い睡眠は、夜驚症対策の基本です。寝室が心からリラックスできる空間になるよう、環境を整えましょう。

寝室の温度・湿度・光・音の調整

快適な睡眠のためには、寝室を暑すぎず寒すぎない温度に保つことが基本です。寝具や寝衣を使う実際の生活では許容できる室温の幅は広く、寝床の中で身体のまわりが33℃前後に保たれていれば、睡眠の質的低下はみられないと考えられています※6。冬は室温を18℃以上に維持することが推奨されています※5。

湿度は、同じ温度環境下でも高くなると覚醒が増加し、深睡眠が減少することが示されています※6。温度も湿度も、季節に応じて心地よいと感じられる程度に調整しましょう※6。

遮光カーテンを使って外部の光を遮断し、静かな環境を保つことも重要です※5。

スマートフォンの光(ブルーライト)は脳を覚醒させるため、就寝前は使用を控えましょう。就寝の2時間ほど前から眠りを促すメラトニンの分泌が始まり、それ以降に強い光を浴びると分泌が抑制されることが報告されています※5。

就寝前のリラックス習慣(入浴、読書、アロマなど)

就寝前は、心と体をリラックスモードに切り替える時間です。入浴は就寝の1〜2時間前が目安とされています※5。

40℃程度の高すぎない湯温でゆっくり浸かる、穏やかな音楽を聴く、カフェインの入っていないハーブティーを飲む、アロマを焚くなど、自分に合ったリラックス法を見つけてみてください※6※5。

注意

就寝直前に42℃以上の高温浴を行うと、体温を上昇させすぎて心身を目覚めさせてしまうため、かえって入眠が妨げられることがあります※6。

ベッドや寝具の見直し

寝具や寝衣も、睡眠の質と関係する環境として挙げられています※6。マットレスの硬さや枕の高さが自分に合っているか、一度確認してみるのも良いでしょう。

どの硬さや高さが良いと確かめられているわけではありません。実際に寝てみて心地よいと感じるかを手がかりに選んでください。吸湿性や通気性の良い素材を選ぶことも、快適な眠りにつながります。

ストレスマネジメントの実践

ストレスを完全になくすことは難しいですが、上手に付き合っていく方法を身につけることは可能です。

ストレスを減らす具体的な方法(瞑想、深呼吸、マインドフルネス)

日中に数分間でも、意識的にリラックスする時間を作りましょう。目を閉じてゆっくりと深呼吸を繰り返すのも一つの方法で、腹式呼吸などのリラクゼーション法は入眠を促し、眠りの質を高める可能性が示されています※5。

近年注目されているマインドフルネス瞑想も、一般的な瞑想法として入眠を促す方法のひとつに挙げられています※5。ストレスそのものを減らすかどうかは研究でも結論が出ていません。気持ちを落ち着けるための一手として取り入れてください。

趣味や運動による気分転換、発散

週末に好きなことに没頭したり、定期的に体を動かしたりする習慣は、有効なストレス発散法です。

特にウォーキングやジョギングなどのリズミカルな有酸素運動は、寝つきを良くし、深い睡眠や睡眠時間も増加させ、睡眠休養感も高めると報告されています※5。

完璧主義を手放す考え方

何事も完璧にこなそうとすると、自分自身を追い詰めてしまいがちです。「まあ、いいか」「7割できれば十分」と考える習慣をつけることで、心の負担を軽くできます。

これは経験的に語られてきたもので、研究で示された話ではありません。肩の力を抜くきっかけとして、気楽に試してみてください。

規則正しい生活リズムの確立

体内時計を整えることは、安定した睡眠に不可欠です。

決まった時間に寝起きする習慣

休日も平日と大きくずれない時間に起きるのが理想です。毎日同じ時間に起きることで、体内時計がリセットされ、夜の自然な眠気につながります※5。

日中の適度な運動と日光浴

朝の光を浴びることは、体内時計を整える上で非常に重要です※5。起床後はできるだけ早く外の光を浴びましょう。

起床後2時間以上室内にいると体内時計の同調が十分に行われず、就寝時刻が遅れやすいことが指摘されています※6。曇りの日であっても屋外は室内の5倍以上の明るさとなります※6。日中の適度な運動も、夜間の深い睡眠を促します※5。

昼寝の取り方(短時間・早い時間帯)

日中に強い眠気を感じる場合は、午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をとるのが効果的です※6。長すぎる昼寝や夕方以降の昼寝は、夜の睡眠に悪影響を及ぼすため避けましょう※5。

食生活の見直しとアルコール・カフェインの制限

就寝前の飲食は、睡眠の質に直接影響します。特に注意したいのがカフェインとアルコールです。

カフェインの目安

日本人のカフェインの血中半減期は3〜7時間とばらつきがあります。摂取量によっては、就寝時刻の約9時間前の摂取であっても夜間の睡眠に影響することが示されています※5。

コーヒーや緑茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインは、夕方以降の摂取を控えるのが賢明です※5。

前述の通り、アルコールは睡眠を浅くするため、寝酒は逆効果です※5。

バランスの取れた食事を心がけましょう。就寝前の夜食や間食は体内時計を後退させ、翌朝の睡眠休養感や主観的睡眠の質を低下させることが報告されているため、就寝直前の食事は避けるようにしましょう※5。

家族やパートナーへの理解と協力を求める

大人の夜驚症は、本人の自覚がないことが多いため、家族やパートナーの理解と協力が欠かせません※6。

症状についてオープンに話し合い、発作が起きたときの対応(無理に起こさず安全を確保するなど)を共有しておくだけでも、お互いの安心につながります※1。

子どもの夜驚症を家族としてどう受け止めるかについては、夜驚症と親の関わりの誤解を解説した記事が参考になります。

専門家への相談を検討するタイミングと医療機関の選び方

セルフケアを続けても症状が改善しない場合や、症状が悪化している場合は、専門家への相談を検討しましょう※5。

どのような場合に受診を検討すべきか

以下のいずれかに当てはまる場合は、医療機関の受診をおすすめします。

受診の目安
  • 症状が繰り返し起こる
  • 症状が激しく、自分や同居人が怪我をする危険がある※1
  • 日中の眠気や倦怠感がひどく、日常生活に支障をきたしている※5
  • いろいろなセルフケアを試しても、一向に改善しない※5

夜驚症で受診するのは何科?

大人の夜驚症を相談する場合、主に精神科、心療内科、あるいは睡眠を専門とするクリニックが適切な診療科となります。これらの医療機関では、睡眠に関する専門的な知識を持つ医師が、症状の背景にある原因を詳しく調べてくれます。

たとえば国立精神・神経医療研究センター病院の睡眠障害外来では、日本睡眠学会の総合専門医が診断と治療にあたり、精神疾患に伴う睡眠障害については精神科医と連携して診療しています※8。

受診する際は、いつから、どのくらいの頻度で、どのような症状があるのか、また、家族などから見た発作の様子を具体的にメモしておくと、診察がスムーズに進みます。問診票と睡眠日誌の記入を受診時に求める医療機関もあります※8。

専門機関での診断と一般的な治療アプローチ

医療機関では、まず詳しい問診や睡眠日誌の記録を通じて、症状の全体像を把握します※8。

他の睡眠障害が疑われる場合には、終夜睡眠ポリソムノグラフィー(PSG)検査という、睡眠中の脳波や呼吸の状態などを調べる専門的な検査を行うこともあります※2。

睡眠中に起こるこうした現象がどのように分類されているかも含め、全体像は睡眠時随伴症の定義と分類を解説した記事で詳しくまとめています。

治療の第一歩は、寝室の安全性を高めるといった環境の調整と、原因となっているストレスや生活習慣の改善指導です。そのうえで、必要に応じて薬物療法が行われます※1。

心理的な要因が強い場合には、カウンセリングを行うこともあります。夜驚症に対する効果は研究自体が少ないため、確かなことは言えません。担当医と相談しながら、選択肢のひとつとして考えてください。

症状が非常に激しい場合や、怪我のリスクが高い場合に限り、睡眠の質を安定させるための薬物療法が検討されます※1。

まとめ

大人の夜驚症は決して珍しいものではなく※7、その背景にはストレスや不規則な生活習慣が大きく影響していることが少なくありません※2。

まずはこの記事で紹介した「日常生活でできる具体的な工夫」を試してみてください。睡眠環境を整え、ストレスと上手に付き合い、生活リズムを確立することから始めましょう。

これらのセルフケアで改善が見られない場合や、症状が重く生活に支障が出ている場合は、一人で悩まずに専門家へ相談することが大切です。精神科や心療内科、睡眠専門クリニックといった医療機関が、あなたの悩みに寄り添ってくれます。

  • 夜驚症は深いノンレム睡眠の最中に起こり、本人には発作の健忘が残る
  • 大人ではストレス・睡眠不足・他の睡眠障害が背景に隠れていることがある
  • 発作中は無理に起こさず、本人の安全確保を最優先して静かに見守る
  • けがの危険や日中の支障があれば精神科・心療内科・睡眠専門クリニックへ

適切な知識と対策、そして必要に応じた専門家のサポートを得ることで、安心して眠れる穏やかな夜に近づけることが期待できます。今日からできる一歩を踏み出しましょう。

FAQ

夜驚症は大人でどれくらいの頻度で起こりますか?

大人の夜驚症の有病率(ある時点でその病気を持つ人の割合)は約2%程度と報告されており※7、子どもに比べると頻度は低いですが、決して稀な症状ではありません※6。

これらは自己申告に基づく数値のため、実際にはこれより多い可能性が指摘されています※7。

夜驚症と夢遊病は同じものですか?

夜驚症と夢遊病(睡眠時遊行症)は、どちらも深いノンレム睡眠中に起こる「覚醒障害」という点で共通していますが、症状は異なります※2。

夜驚症が強い恐怖やパニックを伴うのに対し、夢遊病は静かに起き上がって歩き回るなど、比較的穏やかな行動が中心となります。大人では、興奮した行動や暴力的な行動を伴うこともあります※2。

両方の症状が合併して現れることもあります※6。

家族が夜驚症になった場合、どう接すればいいですか?

発作の最中は、本人の安全を確保することを最優先してください。無理に起こそうとせず、周囲の危険なものを片付け、静かに見守るのが基本です※1。

本人は翌朝には覚えていないため、責めたりせず、客観的な事実として「こういうことがあったよ」と冷静に伝え、一緒に生活習慣の見直しに取り組むなど、サポートする姿勢が大切です※5。症状が続く場合は、受診を勧めてあげてください。

参考資料・文献一覧
  1. 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 睡眠・覚醒障害研究部『睡眠時随伴症』 https://www.ncnp.go.jp/nimh/sleep/sleep-medicine/parasomnia/index.html
  2. American Academy of Sleep Medicine. Parasomnias. In: International Classification of Sleep Disorders, 3rd ed., Text Revision. Darien (IL): American Academy of Sleep Medicine; 2023.(米国睡眠医学会が公開した章草稿) https://aasm.org/wp-content/uploads/2022/05/ICSD-3-TR-Parasomnias-Draft.pdf
  3. Petit D, Pennestri MH, Paquet J, Desautels A, Zadra A, Vitaro F, Tremblay RE, Boivin M, Montplaisir J. Childhood sleepwalking and sleep terrors: a longitudinal study of prevalence and familial aggregation. JAMA Pediatr. 2015; 169(7): 653-658. https://jamanetwork.com/journals/jamapediatrics/fullarticle/2281574
  4. Lopez R, Jaussent I, Dauvilliers Y. Objective daytime sleepiness in patients with somnambulism or sleep terrors. Neurology. 2014; 83(22): 2070-2076. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25355824/
  5. 厚生労働省 健康づくりのための睡眠指針の改訂に関する検討会『健康づくりのための睡眠ガイド2023』2024 https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf
  6. 厚生労働省健康局『健康づくりのための睡眠指針2014』2014 https://www.mhlw.go.jp/content/001208251.pdf
  7. Ohayon MM, Guilleminault C, Priest RG. Night terrors, sleepwalking, and confusional arousals in the general population: their frequency and relationship to other sleep and mental disorders. J Clin Psychiatry. 1999; 60(4): 268-276. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10221293/
  8. 国立精神・神経医療研究センター病院『睡眠障害外来』 https://hsp.ncnp.go.jp/clinical/disease.php?@uid=NK1jxiTZqSZxgM11

RELATED ARTICLES 睡眠時随伴症の関連記事

レム睡眠行動障害は治るのか?症状を抑える治療と受診の目安

レム睡眠行動障害は治るのか?症状を抑える治療と受診の目安

2026.07.15

睡眠時随伴症とは?種類・症状・危険度・受診先まで、全体像をわかりやすく解説

睡眠時随伴症とは?種類・症状・危険度・受診先まで、全体像をわかりやすく解説

2026.07.29

悪夢を見ない方法を解説!今日からできる予防・軽減策で安眠の夜を

悪夢を見ない方法を解説!今日からできる予防・軽減策で安眠の夜を

2026.09.07

夜驚症は母親のせいじゃない。愛情不足という誤解を解き、親の罪悪感を手放すために

夜驚症は母親のせいじゃない。愛情不足という誤解を解き、親の罪悪感を手放すために

2026.09.07

金縛りで押さえつけられるのはなぜ?胸が苦しくなる仕組みと抜け出し方

金縛りで押さえつけられるのはなぜ?胸が苦しくなる仕組みと抜け出し方

2026.09.11

大人の夢遊病|原因・症状から治し方・受診の目安まで徹底解説

大人の夢遊病|原因・症状から治し方・受診の目安まで徹底解説

2026.03.24