加藤 隆郎
記事の医学監修
久留米大学 医学部 神経精神医学講座 助教 加藤 隆郎 先生
監修範囲:睡眠時無呼吸症候群に関する医学的記述  /  最終監修日:2026.02.17
監修ポリシー

「大きないびきを指摘された」「夜中に何度も目が覚める」「日中、耐えられないほどの眠気がある」。このような症状に心当たりはありませんか。もしかしたら、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)のサインかもしれません。

睡眠時無呼吸症候群は、単なるいびきや睡眠不足の問題ではなく、放置すると高血圧や心疾患、脳卒中といった命に関わる病気のリスクを高めることが知られています。

この記事では、「睡眠時無呼吸症候群の治療にはどんな方法があるの?」「費用はどれくらいかかる?」「治療はずっと続けないといけないの?」といった疑問や不安をお持ちの方へ向けて、睡眠時無呼吸症候群の基本的な知識から、CPAP療法、マウスピース、手術といった専門的な治療法、さらにはご自身で取り組める生活習慣の改善策まで、網羅的に解説します。

この記事は専門医の監修のもと作成しており、信頼性の高い情報を提供します。ご自身の症状と照らし合わせながら読み進めることで、適切な治療法を見つけ、健やかな睡眠と健康を取り戻すための一歩を踏み出すことができるでしょう。

この記事の要点
  • SASは睡眠中に無呼吸・低呼吸を繰り返す病気で、放置すると高血圧・心疾患・脳卒中などのリスクを高めます。
  • 治療の中心はCPAP療法で、中等症〜重症の標準治療です(月額は3割負担で約5,000円が目安)。
  • 軽症〜中等症やCPAPが合わない場合は口腔内装置(マウスピース)、原因が明確な場合は外科手術も選択肢になります。
  • 減量・節酒・禁煙・横向き寝などの生活習慣改善はすべての治療の基本で、10%の減量でAHIが約26%改善するという報告があります。
  • 自己判断せず専門医を受診し、定期的に通院しながら治療を続けることが重要です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?~知っておくべき基本知識~

治療法について知る前に、まずは睡眠時無呼吸症候群がどのような病気なのかを正しく理解しましょう。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の定義とメカニズム

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に呼吸が一時的に止まったり(無呼吸)、浅くなったり(低呼吸)する状態を繰り返す病気です。医学的には、10秒以上の呼吸停止が1時間あたり5回以上、または7時間の睡眠中に30回以上認められる場合に診断されます。

呼吸が止まると体内の酸素濃度が低下し、脳が覚醒して再び呼吸を始めます。この「呼吸停止→酸素低下→脳の覚醒」というサイクルが一晩に何度も繰り返されるため、深い睡眠がとれなくなり、体に大きな負担がかかります。

POINT

診断の目安と重症度

現在の一般的な診断では、1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数(AHI:無呼吸低呼吸指数)が5以上で、かついびきや日中の眠気などの症状を伴う場合にSASと診断されます。重症度はAHIが5〜15で軽症、15〜30で中等症、30以上で重症と区分されます(「7時間で30回以上」は古くから使われてきた表現で、現在はAHIによる評価が主流です)(参考:日本呼吸器学会, 1)。

SASの主な原因とリスク因子(肥満、顎の構造、飲酒・喫煙など)

SASの多くは、空気の通り道である「上気道」が狭くなることで起こる「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)」です。その主な原因やリスク因子には以下のようなものがあります。

  • 肥満:首周りの脂肪が気道を圧迫します。最も多い原因とされています。
  • 顎の構造:下顎が小さい、後退している、舌が大きいといった骨格的な特徴も原因となります。
  • 扁桃肥大・アデノイド:特に小児のSASの原因として多く見られます。
  • 加齢:年齢とともに喉の筋肉が衰え、気道が狭くなりやすくなります。
  • 飲酒:アルコールは筋肉を弛緩させる作用があるため、就寝前の飲酒は気道を狭くします。
  • 喫煙:喫煙は気道の炎症を引き起こし、腫れやむくみによって気道を狭めます。
  • 睡眠薬の使用:一部の睡眠薬には筋弛緩作用があり、症状を悪化させることがあります。

放置するとどうなる?SASが引き起こす合併症(高血圧、心疾患、脳卒中、日中の眠気など)

SASを治療せずに放置すると、様々な健康問題を引き起こす可能性があります(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット, 2)。

  • 日中の強い眠気:深い睡眠がとれないため、日中に強い眠気に襲われ、仕事の効率低下や居眠り運転による交通事故の原因となります。
  • 生活習慣病:呼吸が止まるたびに体は低酸素状態になり、心臓や血管に大きな負担がかかります。これにより、高血圧、糖尿病、脂質異常症などのリスクが高まります。
  • 心疾患・脳血管疾患:長期的に心臓や血管への負担が続くことで、心筋梗塞、狭心症、不整脈、脳卒中といった命に関わる病気を発症するリスクが、健康な人の数倍に高まると報告されています(参考:Yeghiazarians ら 2021, 3)。
  • 認知機能の低下:集中力や記憶力の低下を招くこともあります。
注意

SASは、単なる睡眠の問題ではなく、全身の健康を脅かす病気です。特に中等症・重症を放置すると心筋梗塞や脳卒中などの危険が高まるため、いびきや日中の強い眠気、呼吸停止の指摘がある場合は、早めに専門の医療機関に相談してください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の主な治療法

SASの治療は、重症度や原因、患者さん一人ひとりのライフスタイルに合わせて選択されます。ここでは、代表的な治療法について詳しく解説します。

検査・診断の流れ~まずは専門医に相談を~

まずは、専門の医療機関(呼吸器内科、耳鼻咽喉科、睡眠専門クリニックなど)を受診し、正確な診断を受けることが治療の第一歩です。

  • 問診:いびき、日中の眠気、睡眠中の呼吸の状態などについて詳しく聞かれます。
  • 簡易検査:自宅で手首や指にセンサーを装着して眠り、睡眠中の呼吸状態や血中酸素濃度を測定します。
  • 精密検査(ポリソムノグラフィ検査/PSG):簡易検査でSASが疑われた場合、医療機関に1泊入院して行う精密検査です。脳波や心電図、筋電図など、より多くの項目を測定し、無呼吸の回数や重症度を正確に診断します。

この検査結果をもとに、医師が治療方針を決定します。

CPAP(シーパップ)療法とは?

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure)療法は、中等症から重症のSASに対して最も効果的で、世界中で広く行われている標準的な治療法です(参考:Patil ら 2019, 4)(参考:日本呼吸器学会, 1)。

CPAP療法の仕組みと効果:鼻に装着したマスクから、装置本体が一定の圧力をかけた空気を送り込みます。この空気の圧力が、睡眠中に狭くなりがちな気道を内側から広げ、呼吸の通り道を確保することで無呼吸を防ぎます。効果は高く、適切に使用すれば、治療を始めたその日からいびきや無呼吸が減少し、睡眠の質が大きく改善することが期待できます。

CPAP療法のメリット
  • 効果が高く、多くの患者で症状が改善する
  • 日中の眠気や倦怠感が解消される
  • 高血圧などの合併症のリスク低減が期待できる
  • 外科的な処置が不要
CPAP療法のデメリット
  • 毎晩、装置を装着して眠る必要がある
  • マスクの違和感や圧迫感に慣れが必要
  • 装置の定期的なメンテナンスが必要
  • 旅行や出張時に持ち運ぶ手間がかかる
POINT

CPAPの保険適用と月額の目安

CPAP療法は、精密検査(PSG)でAHI(1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数)が20以上の場合に健康保険が適用されます。保険適用の場合、装置は医療機関からレンタルし、月1回の受診が必要です。自己負担額は3割負担の方で月額5,000円程度が目安です。なお、CPAPは対症療法のため自己判断で中断すると無呼吸が再燃し、保険適用も受けられなくなるため、継続や中止は必ず主治医と相談してください(参考:日本呼吸器学会, 1)。

CPAP療法は一生必要?:「CPAPは一生使い続けなければならないのか」と不安に思う方も多いですが、必ずしもそうとは限りません。CPAPはSASの根本原因を治すものではないため、基本的には継続的な使用が必要です。しかし、肥満が主な原因である場合、大幅な減量に成功すればCPAPが不要になるケースもあります。

マウスピース(口腔内装置)による治療

軽症から中等症のSASや、いびきが主症状の場合、CPAPがどうしても合わない場合などに選択されるのが、マウスピース(口腔内装置、スリープスプリント)による治療です(参考:Ramar ら 2015, 5)。

仕組みと効果:睡眠中に専用のマウスピースを装着することで、下顎を少し前方に突き出した状態に固定します。これにより、舌の根元が喉の奥に落ち込むのを防ぎ、気道を広げて呼吸をスムーズにします。歯科で歯型を取り、個人の顎に合わせてオーダーメイドで作成します。

どのような場合に適しているか:

  • 軽症から中等症の閉塞性SAS
  • いびき症
  • CPAP療法が続けられない、または希望しない場合
  • 肥満度が低い、顎が小さいといった骨格に原因がある場合

重症のSASや、中枢性(脳からの呼吸指令に問題があるタイプ)のSASには効果が期待できないため、適応を正しく判断することが重要です。

マウスピース療法のメリット
  • CPAPに比べて装置が小さく、持ち運びが容易
  • 電源が不要で、どこでも使用できる
  • 装着時の違和感が比較的少ない
マウスピース療法のデメリット
  • 効果はCPAPに劣る場合がある
  • 顎関節や歯に痛みや違和感が出ることがある
  • 定期的な歯科での調整が必要
  • 保険適用で作成するには、紹介状や診断書が必要な場合がある

外科手術による治療

気道が狭くなっている物理的な原因がはっきりしている場合、外科手術が治療の選択肢となることがあります。手術が検討されるのは、扁桃肥大やアデノイド、鼻中隔弯曲症、慢性的な鼻炎など、解剖学的な問題がSASの主な原因である場合です。

  • 口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP):喉の奥にある口蓋垂や軟口蓋、扁桃腺などを切除して気道を広げる手術。
  • 鼻の手術:鼻中隔矯正術や粘膜下下鼻甲介骨切除術などで鼻の通りを良くする手術。
  • 顎顔面の手術:下顎を前方に移動させるなど、骨格を修正する大掛かりな手術。
外科手術のメリット
  • 原因によっては根本的な治療となり、CPAPやマウスピースが不要になる可能性がある
外科手術のデメリット
  • 体への負担が大きい(痛み、出血など)
  • 入院が必要
  • 合併症のリスクがある
  • 効果が不確実な場合や、数年後に再発する可能性もある

手術は誰にでも適応となるわけではなく、その効果やリスクを十分に理解した上で、専門医と慎重に相談して決定する必要があります。

その他の治療法

薬物療法(限定的):現時点で、SASそのものを治す特効薬はありません。ただし、鼻炎や鼻詰まりが症状を悪化させている場合には、点鼻薬などが補助的に用いられることがあります。

減量・生活習慣の改善:すべての治療法の基本となり、最も重要なのが生活習慣の改善です。特に肥満はSASの最大の原因であり、減量は非常に効果的な治療法です(詳しくは次章で解説します)。

自宅でできる!睡眠時無呼吸症候群(SAS)の改善・予防策

専門的な治療と並行して、ご自身で生活習慣を見直すことで、症状を大きく改善できる可能性があります。

体重管理の重要性~減量による効果~

肥満は気道を狭くする最大の要因です。まずは標準体重を目指し、食事療法や運動療法に取り組みましょう。急激な減量は体に負担をかけるため、栄養バランスの取れた食事と、ウォーキングなどの有酸素運動を継続することが大切です。

POINT

減量の効果は科学的にも示されており、約690人を対象とした長期研究では、体重が10%減るとAHIが約26%改善すると予測されました(反対に10%増えるとAHIは約32%悪化)。肥満が原因のSASでは、減量が非常に有効な対策です(参考:Peppard ら 2000, 6)。

飲酒・喫煙との関係~就寝前の飲酒中止のすすめ~

アルコールは、喉の筋肉を弛緩させ、気道を狭くしてしまいます。特に就寝前4時間以内の飲酒は、無呼吸やいびきを悪化させるため避けるべきです。毎日の飲酒習慣がある方は、休肝日を設ける、量を減らすといった工夫から始めましょう。

寝方の工夫~横向きで寝るメリット~

仰向けで寝ると、重力で舌の根が喉の奥に落ち込み、気道が塞がりやすくなります。一方、横向きで寝ることで、この舌の落ち込みを防ぎ、気道を確保しやすくなります。抱き枕を利用したり、背中にクッションを置いたりして、自然に横向きで眠れるような工夫を試してみましょう。

禁煙のすすめ

喫煙は、喉や鼻の粘膜に慢性的な炎症を引き起こし、気道を狭める原因となります。また、睡眠の質そのものを低下させる作用もあります。SASの改善だけでなく、全身の健康のためにも禁煙は非常に重要です。

鼻詰まりの改善

鼻が詰まっていると、自然と口呼吸になり、いびきや無呼吸を誘発しやすくなります。アレルギー性鼻炎などがある場合は、耳鼻咽喉科で適切な治療を受けましょう。また、寝室の湿度を保つ、点鼻薬を使用するなどして、鼻呼吸をスムーズにすることも効果的です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療の費用と保険適用について

治療を始めるにあたり、費用は気になる点だと思います。ここでは、各段階でかかる費用の目安を解説します。

検査・診断にかかる費用

  • 初診料・簡易検査:3割負担で3,000円〜5,000円程度
  • 精密検査(PSG検査・1泊入院):3割負担で30,000円〜50,000円程度

※医療機関によって費用は異なります。

各治療法(CPAP、マウスピース、手術)の費用目安

  • CPAP療法:保険適用(3割負担)で、月額5,000円程度の自己負担(定期的な診察料、管理料、レンタル料込み)。
  • マウスピース治療:保険適用の場合、3割負担で15,000円〜30,000円程度。自由診療の場合は50,000円〜100,000円程度が目安です。
  • 外科手術:手術の内容により大きく異なりますが、保険適用(3割負担)で100,000円〜300,000円程度が目安です。高額療養費制度の対象となる場合もあります。

睡眠時無呼吸症候群治療の保険適用条件

最も一般的なCPAP療法の場合、精密検査(PSG)でAHI(無呼吸低呼吸指数)が20以上であることが保険適用の条件です。マウスピース治療の保険適用は、専門医からの紹介状(診断情報提供書)が必要となるなど、条件がありますので、事前に医療機関に確認しましょう。

POINT

CPAPの保険適用は精密検査でAHI20以上が条件ですが、簡易検査でAHIが40以上の場合は、精密検査を経ずにCPAP治療を開始できることもあります。自己負担割合は年齢・所得により異なり、75歳以上の方は原則1割(一定以上の所得がある方は2割、現役並み所得者は3割)です(参考:日本呼吸器学会, 1)。

治療効果を高めるために~患者さんができること~

SASの治療は、医療機関任せにするのではなく、患者さん自身が主体的に取り組むことが成功の鍵となります。

医師との連携の重要性

CPAP療法などを始めた後も、定期的に通院し、医師に治療の効果や困っていることを正直に伝えることが大切です。CPAP装置には使用状況を記録する機能があり、医師はそのデータを見て圧の調整などを行います。自己判断で治療を中断せず、二人三脚で治療を進めていきましょう。

POINT

CPAP療法の効果は、毎晩しっかり使えているかどうかに左右されます。定期受診でデータを確認しながら、マスクの種類や圧の設定を自分に合うよう調整していくことが、治療を続けるうえで重要です。

治療へのモチベーション維持のヒント

CPAPの装着など、毎日の治療を続けるのは時に面倒に感じることもあるかもしれません。そんな時は、治療を始めたことで「日中の眠気がなくなった」「朝スッキリ起きられるようになった」といった体調のポジティブな変化を意識してみてください。治療日誌をつけるのも良い方法です。

家族や周囲のサポート

SASの治療には、ご家族やパートナーの理解と協力が不可欠です。いびきや無呼吸の状態を教えてもらったり、治療への取り組みを励ましてもらったりすることで、モチベーションを維持しやすくなります。治療の重要性を家族にも理解してもらい、サポートをお願いしましょう。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)に関するよくある質問(FAQ)

最後に、SAS治療に関してよく寄せられる質問にお答えします。

Q1: いびきがひどいのですが、必ずしもSASですか?

A1: いびきをかく人すべてがSASというわけではありません。しかし、大きないびきは気道が狭くなっているサインであり、SASの代表的な症状の一つです。特に、いびきが一時的に止まり、その後「ガッ」という大きな音とともに呼吸が再開するような場合は、SASの可能性が高いと考えられます。気になる場合は専門医の受診をおすすめします。

Q2: CPAP治療の月額費用はいくらくらいですか?

A2: 健康保険が適用される場合、3割負担の方で月額5,000円前後が目安です。これには、装置のレンタル料と月1回の定期的な診察料が含まれます。

Q3: 睡眠時無呼吸症候群の治療は自分でできますか?

A3: 減量や禁酒、寝方の工夫といった生活習慣の改善はご自身で取り組むべき重要な治療の一部です。しかし、SASの正確な診断や、CPAP・マウスピースといった専門的な治療は医師の指導のもとで行う必要があります。自己判断で市販のいびき対策グッズなどに頼るのは、根本的な解決にならないばかりか、重症のSASを見逃すリスクもあります。まずは必ず医療機関を受診してください。

Q4: SASの治療に年齢制限はありますか?

A4: SASの治療に年齢制限はありません。SASは子供から高齢者まで、あらゆる年齢層で発症する可能性があります。特に小児の場合は、アデノイドや扁桃肥大が原因であることが多く、成長や発達に影響を及ぼすこともあるため、早期の発見と治療が重要です。

Q5: 治療をしても、日中の眠気が改善されない場合は?

A5: CPAP療法などを適切に行っていれば、多くの場合、日中の眠気は改善します。それでも眠気が続く場合は、CPAPの圧が合っていない、マスクからの空気漏れがある、といった可能性が考えられます。また、SAS以外の睡眠障害(ナルコレプシーなど)や、他の病気が隠れている可能性もあります。まずは主治医に相談し、原因を調べてもらうことが重要です。

まとめ:睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療は、早期発見・早期治療が鍵

この記事では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の様々な治療法について詳しく解説しました。

  • SASは放置すると高血圧や心疾患などのリスクを高める危険な病気です。
  • 治療法の中心はCPAP療法ですが、重症度や原因に応じてマウスピースや外科手術といった選択肢もあります。
  • どの治療法を選択するにしても、減量や禁酒・禁煙といった生活習慣の改善を並行して行うことが非常に重要です。

いびきや日中の眠気など、気になる症状があれば、それは体からの重要なサインかもしれません。決して自己判断せず、まずは睡眠の専門医に相談してください。適切な検査と診断を受け、ご自身に合った治療を始めることが、健やかな睡眠と未来の健康を守るための最も確実な一歩となります。専門医と協力し、安心して眠れる毎日を取り戻しましょう。

参考資料・文献一覧
  1. 一般社団法人日本呼吸器学会. 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS). https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/i/i-05.html
  2. 厚生労働省 e-ヘルスネット. 睡眠時無呼吸症候群 / SAS. https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/heart/yk-026.html
  3. Yeghiazarians Y, Jneid H, Tietjens JR, et al. Obstructive Sleep Apnea and Cardiovascular Disease: A Scientific Statement From the American Heart Association. Circulation. 2021; 144(3): e56-e67. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34148375/
  4. Patil SP, Ayappa IA, Caples SM, et al. Treatment of Adult Obstructive Sleep Apnea With Positive Airway Pressure: An American Academy of Sleep Medicine Clinical Practice Guideline. J Clin Sleep Med. 2019; 15(2): 335-343. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30736887/
  5. Ramar K, Dort LC, Katz SG, et al. Clinical Practice Guideline for the Treatment of Obstructive Sleep Apnea and Snoring with Oral Appliance Therapy: An Update for 2015. J Clin Sleep Med. 2015; 11(7): 773-827. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4481062/
  6. Peppard PE, Young T, Palta M, Dempsey J, Skatrud J. Longitudinal Study of Moderate Weight Change and Sleep-Disordered Breathing. JAMA. 2000; 284(23): 3015-3021. https://doi.org/10.1001/jama.284.23.3015

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