加藤 隆郎
記事の医学監修
久留米大学 医学部 神経精神医学講座 助教 加藤 隆郎 先生
監修範囲:睡眠障害の基礎知識に関する医学的記述  /  最終監修日:2026.07.21
監修ポリシー

「寝る前に少しだけ」と思ってスマートフォンを手に取ったのに、気づけば深夜になっていた。そんな経験はありませんか。

多くの方が「やめたい」と感じつつも、つい続けてしまう就寝前のスマホ習慣。この習慣が、実は私たちの睡眠の質を深刻に低下させている可能性があります。

この記事では、なぜ寝る前のスマホが良くないのか、その具体的なメカニズムを多角的に掘り下げます。

単に「スマホは悪い」という情報だけでなく、質の高い睡眠を取り戻し、翌日のパフォーマンスを向上させるための、今日から実践できる具体的な対策まで網羅的に解説します。ご自身の睡眠を見直し、より健やかな毎日を送るためのヒントを見つけてください。

この記事の要点
  • 就寝前のスマートフォンの光はメラトニンの分泌を抑制し、寝つきの悪さや眠りの浅さにつながります。
  • 睡眠を妨げる要因は光だけではなく、コンテンツによる脳の興奮や、意図しない夜ふかしによる睡眠時間の減少も関わります。
  • スマートフォンから離れる目安は、就寝の1時間前です。
  • 充電場所を寝室以外にする、通知をオフにするなど、物理的に環境を整えることが実践の助けになります。
  • 対策を続けても寝つきの悪さや日中の眠気が長く続く場合は、医師に相談しましょう。

寝る前スマホが睡眠に与える悪影響とは?知っておくべき3つのポイント

就寝前にスマートフォンを使用する習慣は、私たちの体に複数の経路で影響を及ぼし、睡眠の質を低下させる一因となります。ここでは、特に知っておくべき3つの主要な影響について見ていきます。

睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌抑制

定義

「メラトニン」とは

私たちの体には、体内時計と呼ばれる約24時間周期のリズムが備わっています。このリズムを調整する上で重要な役割を果たすのが、「メラトニン」というホルモンです。

メラトニンは夜間に分泌量が増え、自然な眠りを誘う働きを持つため「睡眠ホルモン」とも呼ばれます。分泌は就寝の約2時間前から始まります(参考:厚生労働省 1)。

しかし、スマートフォンやPCなどの画面から発せられる強い光、特に青色光(ブルーライト)を夜間に浴びると、脳は「まだ昼間だ」と錯覚してしまいます。

この結果、メラトニンの分泌が抑制され、寝つきが悪くなる、眠りが浅くなるといった睡眠の問題が生じやすくなるのです(参考:厚生労働省 1)(参考:Chang ら 2015, 2)。

メラトニンの抑制は比較的短時間の使用でも生じますが、睡眠そのものへの影響は、使用時間の長さや就寝までにどれだけ間を空けたかによって変わることも報告されています(参考:Höhn ら 2024, 3)。

脳の覚醒を促すコンテンツ刺激

睡眠の質を低下させる原因は、光だけではありません。スマートフォンで見るコンテンツそのものも、脳に大きな影響を与えます。

例えば、SNSのタイムラインを追いかけたり、ニュース記事を読んだり、動画を視聴したりする行為は、脳を情報処理モードにしてしまうと考えられています。SNSの過剰な利用と睡眠の質の低下との関連は報告されていますが、その多くは横断研究であり、因果関係を示したものではありません(参考:Alonzo ら 2021, 4)。

特に、友人とのやり取りや仕事のメール、感情を揺さぶるような内容は、脳を興奮させ、心身をリラックス状態から遠ざけます。ただし、コンテンツの種類ごとに睡眠への影響がどれだけ違うのかは、まだ十分に検証されていません。

本来、睡眠に向かうべき時間帯に脳が活性化してしまうと、脳の興奮が鎮まらず、スムーズな入眠が妨げられてしまうのです(参考:厚生労働省 1)。

睡眠時間の削りすぎによる慢性的な寝不足

「あと5分だけ」が積み重なり、気づけば1時間以上経っていた、というのも寝る前スマホにありがちなパターンです。魅力的なコンテンツは次から次へと現れ、私たちの時間を奪っていきます。

このように意図せず就寝時刻が遅くなることが習慣化すると、慢性的な睡眠不足に陥ります(参考:厚生労働省 1)(参考:Kroese ら 2014, 5)。

注意

睡眠不足は、翌日の集中力や判断力の低下を招くだけでなく、長期的には免疫力の低下や生活習慣病のリスク上昇など、心身の健康にさまざまな悪影響を及ぼすことが知られています(参考:厚生労働省 1)。

ブルーライトだけじゃない!寝る前スマホが睡眠を乱すメカニズム

寝る前スマホの悪影響として「ブルーライト」が広く知られていますが、問題はそれだけにとどまりません。光以外の要因も複雑に絡み合い、私たちの睡眠を妨げています。

意外と知られていないブルーライト以外の影響

スマートフォンの画面が放つ「明るさ」そのものも、メラトニンの分泌を抑制する要因です。ブルーライトカット機能を使っていたとしても、暗い部屋で明るい画面を見つめる行為自体が、脳への刺激となります(参考:厚生労働省 1)(参考:Höhn ら 2024, 3)。

また、寝そべってスマートフォンを使うと、画面との距離が近くなり、目に入る光の量が増えるため、寝つきや睡眠の質の悪化につながることが指摘されています(参考:厚生労働省 1)。

さらに、寝る前にどのような情報に触れるかも重要です。ストレスは睡眠休養感を低下させる要因として挙げられており、就寝前に不安を煽るニュースや攻撃的な内容を避けることは理にかなっています(参考:厚生労働省 1)。

自律神経の乱れが引き起こす不眠

私たちの体は、活動的な時に優位になる「交感神経」と、リラックスしている時に優位になる「副交感神経」という2つの自律神経がバランスを取りながら機能しています。

質の高い睡眠のためには、夜にかけて副交感神経が優位な状態へスムーズに切り替わることが重要と考えられています(参考:厚生労働省 1)。

ところが、寝る前にスマホで情報収集やコミュニケーションを行うと、脳が興奮し、その状態が鎮まらないまま寝床に入ることになります。スムーズに入眠するためには、リラックスして脳の興奮を鎮めることが大切です(参考:厚生労働省 1)。

最新研究が示す「光の影響は過大評価?」という視点

近年の研究では、ブルーライトが睡眠に与える影響は確かにあるものの、これまで過大に評価されてきた可能性も指摘されています。

POINT

メラトニンが抑制されても、眠気や睡眠そのものが必ずしも同じだけ変化するとは限らないことが報告されています。18〜30歳の29名を対象にした実験では、就寝の50分前まで1時間光を浴びてメラトニンが約14%抑制されたにもかかわらず、眠気・覚醒度・睡眠や睡眠の質に差は出ませんでした(参考:Blume ら 2022, 6)。

一方で、スマートフォンの使用を就寝の1時間前にやめれば、夜間の睡眠への影響はみられなかったとする報告もあります(参考:Höhn ら 2024, 3)。

このことは、単にブルーライトをカットするだけでは不十分であり、就寝前にはスマートフォンそのものから離れ、脳と心を落ち着ける時間を確保することの重要性を物語っています。問題の本質は、光の種類だけでなく、夜間の過ごし方そのものにあるのかもしれません。

今日から実践!寝る前スマホを断ち切る具体的なステップ

寝る前のスマホが良くないと分かっていても、すぐにやめるのは難しいものです。ここでは、無理なく始められる具体的な方法を段階的に紹介します。

就寝何分前が理想?専門家が推奨する時間設定

どのくらい前からスマホをやめるべきか、という点については様々な見解がありますが、公的なガイドや近年の実験研究では、就寝の1時間前を目安に使用をやめることが推奨されています(参考:厚生労働省 1)(参考:Höhn ら 2024, 3)。

メラトニンの分泌は就寝の約2時間前から始まるため、それ以降に強い光を浴びないようにすることが目的です(参考:厚生労働省 1)。

とはいえ、いきなり1時間はハードルが高いと感じる方も多いでしょう。その場合は、まず「就寝30分前」から始めてみてください。30分でも脳をクールダウンさせる時間は確保できます。

注意

ただし、30分で十分というわけではありません。実験では、スマートフォンを見終えてから約50分が経っても、成人ではメラトニンの抑制が就寝時まで残っていたことが報告されています(参考:Höhn ら 2024, 3)。

無理のない範囲から始めつつ、最終的には就寝の1時間前を目安にしましょう。

慣れてきたら、1時間前を目安に少しずつ時間を延ばしていくのが継続のコツです。

スマホを手放すための環境づくり

意志の力だけに頼るのではなく、物理的にスマホから距離を置く環境を整えることが非常に効果的です(参考:厚生労働省 1)。

  • 充電場所を寝室以外にする:取り組みやすい方法の一つです。リビングや書斎など、寝室以外の場所で充電するルールを決めましょう。物理的に手が届かない場所に置くことで、無意識に手に取ってしまうのを防ぎます。
  • 寝室にスマホを持ち込まない:「スマホは寝室のドアの外まで」というルールを徹底します。目覚ましは、スマートフォンではなく従来のアラーム時計を使うように切り替えるのも一つの方法です。
  • 通知をオフにする:どうしても寝室に置く必要がある場合は、通知を完全にオフにする「おやすみモード」や「集中モード」を活用しましょう。メッセージの着信音や画面の点灯による睡眠の中断を防ぐことが期待できます。

代わりになるリラックス習慣を見つけよう

スマホを手放した後の時間を、心身を落ち着かせるためのリラックスタイムに充てましょう。自分に合った代替習慣を見つけることが、脱・寝る前スマホの鍵となります。

  • 読書:電子書籍ではなく、紙の本がおすすめです。穏やかな内容の小説やエッセイなどを選ぶと良いでしょう(参考:Chang ら 2015, 2)。
  • ストレッチやヨガ:静かに行うヨガや筋弛緩法は、入眠を促し、眠りの質を高める可能性が示されています。ただし、就寝前1時間以内の激しい運動は、かえって睡眠の質を低下させる可能性があります(参考:厚生労働省 1)。
  • 音楽鑑賞:歌詞のない、ゆったりとしたテンポの音楽や、自然の音などを小さな音量で聴く。音楽は入眠を促し、眠りの質を高める可能性が示されています(参考:厚生労働省 1)。
  • 温かい飲み物を飲む:カフェインを含まないハーブティーなどに置き換えるとよいでしょう(参考:厚生労働省 1)。
  • アロマテラピー:ラベンダーやカモミールなど、アロマオイルの香りを楽しむ。アロマは入眠を促し、眠りの質を高める可能性が示されています(参考:厚生労働省 1)。
  • 日記をつける:その日の出来事や感じたことを紙に書き出す方法です。公的なガイドが挙げるリラクゼーション法には含まれていませんが、寝床に悩みごとを持ち込まない工夫の一つとして試す価値はあります。

なお、全ての人に効果が保証されたリラクゼーション法はありません。ある人に極めて有効な方法でも、他の人にはむしろ興奮を促し、眠りを妨げる可能性もあります(参考:厚生労働省 1)。

「やめられない」は卒業!デジタルデトックスで睡眠を取り戻す

「やめたいのに、やめられない」という葛藤の裏には、心理的なメカニズムが隠されています。その仕組みを理解し、小さな一歩から始めることが成功への近道です。

なぜやめられない?スマホ依存の心理を知る

スマートフォンに思わず手が伸びてしまうのは、単に意志が弱いからというわけではありません。外的な事情がないのに就床を先延ばしにしてしまう行動は、自己制御の問題として研究されています(参考:Kroese ら 2014, 5)。

SNSの反応や新しい情報が報酬として働き、その行動が繰り返されやすくなると考えられていますが、公的な医学情報源で確認できる根拠は限られています。

また、「FOMO(Fear of Missing Out)」、つまり自分が知らない間に何か楽しいことや重要なことが起きているのではないかという「取り残されることへの恐怖」も、私たちをスマホに縛り付ける一因です(参考:Przybylski ら 2013, 7)。

スモールステップで始めるデジタルデトックス

POINT

完璧を目指す必要はありません。まずは達成可能な小さな目標を立て、成功体験を積み重ねることが大切です。

睡眠スケジュールの目標を決め、実践できるかを日々モニタリングするといった工夫が有効な場合があると報告されています(参考:厚生労働省 1)。

  • 時間を決める:「夜10時以降はスマホに触らない」「寝る前の15分間は読書をする」など、具体的な時間を区切る。
  • アプリを制限する:特に依存しやすいSNSやゲームのアプリについて、「夜は開かない」というルールを作る。ただし、成人を対象にアプリ制限の効果を検証した研究は限られています。
  • 記録をつける:スマホから離れられた日をカレンダーに記録するなど、自分の頑張りを可視化するとモチベーション維持に繋がります。

家族や友人との協力で成功率アップ

一人で取り組むのが難しい場合は、周囲のサポートを得るのも有効な手段です。家族に「夜10時以降はスマホをやめる」と宣言したり、同じ悩みを持つ友人と一緒にデジタルデトックスに取り組んだりすることで、互いに励まし合いながら続けやすくなります。

家庭での電子機器使用に関するルールづくりが有効な場合があると報告されており、目標を共有することは習慣化を後押ししてくれます(参考:厚生労働省 1)。

寝る前スマホをやめたらどうなる?睡眠以外の嬉しい変化

寝る前のスマホ習慣をやめることで得られるのは、質の高い睡眠だけではありません。日中の活動や心身の健康にも、多くのポジティブな変化が期待できます。

集中力・生産性の向上

ぐっすりと眠れた翌朝は、頭がすっきりと冴えている感覚があるはずです。質の高い睡眠は、脳の疲労を回復させ、記憶を整理・定着させるために不可欠です(参考:厚生労働省 1)。

これにより、日中の集中力や注意力、問題解決能力が高まり、仕事や学業における生産性の向上が見込めます(参考:厚生労働省 1)。

ストレス軽減と心の安定

就寝前にスマートフォンから離れることは、絶え間なく流れ込む情報や他者との比較から心を解放する時間にもなります。就寝前にリラックスして過ごすことは、脳の興奮を鎮め、寝つきを良くすることにつながります(参考:厚生労働省 1)。

また、睡眠休養感が低い人ほど抑うつの度合いが強いことが示されており、睡眠の質を高めることは心の健康にも関わります(参考:厚生労働省 1)。

ダイエット効果や肌の調子改善も期待?

睡眠の質は、体の代謝やホルモンバランスとも深く関わっています。健康な若年男性12名を対象に睡眠時間を制限した実験では、食欲を抑制するホルモン「レプチン」が約18%減少し、食欲を増進させるホルモン「グレリン」が約28%増加、空腹感が約24%増加したことが報告されています(参考:Spiegel ら 2004, 8)。

質の良い睡眠を確保することで、ホルモンバランスが整い、過食を防ぐ効果が期待されます。ただし、睡眠を改善すれば減量できることを直接示した研究ではありません。

また、睡眠中には「成長ホルモン」が分泌され、その分泌は深い眠りと結びついていることが知られています(参考:Van Cauter ら 2000, 9)。一方で、睡眠と肌の状態の関係については、公的な医学情報源で確認できる根拠は限られています。

受診の目安

この記事で紹介した対策を実践しても、寝つきの悪さや眠りの浅さ、日中の眠気が続き、生活に支障が出ている場合は、背景に睡眠障害が潜んでいることがあります。その場合は医師に相談しましょう(参考:厚生労働省 1)。

眠りの問題が長引いているときに、それがどのような睡眠障害にあたるのかを整理して確認したい方は、睡眠障害の種類と主な症状・受診の目安を解説した記事で詳しくまとめています。

まとめ

寝る前にスマートフォンを使用する習慣は、私たちが思う以上に心身に多角的な影響を及ぼしています。その影響はブルーライトによるものだけでなく、コンテンツによる脳への刺激や、単純な睡眠時間の削減など、複合的な要因によって引き起こされます。

質の高い睡眠を取り戻すためには、まずは就寝の30分前からでも構いませんが、1時間前を目安にスマートフォンを手放すことが推奨されています(参考:厚生労働省 1)。寝室に持ち込まない、充電場所を変えるといった環境づくりや、読書やストレッチといった代替習慣を見つけることが、その助けとなります。

「やめられない」と感じる背景には、心理的な要因が関係しています。完璧を目指さず、デジタルデトックスを小さなステップで実践することが大切です。

この習慣を見直すことで得られるのは、良質な睡眠だけではありません。日中の集中力向上や心の安定といった、多くの嬉しい変化が期待できます。今日から少し行動を変えることで、より充実した毎日への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

FAQ

寝る何分前にスマホをやめるべきですか?

目安は就寝の1時間前です。公的なガイドでも、寝床に就く前に少なくとも1時間はリラックスする時間を確保することが推奨されています(参考:厚生労働省 1)。

難しい場合はまず30分前から始め、慣れてきたら1時間前を目指しましょう。興奮した脳を落ち着かせ、睡眠ホルモンの分泌を促すために、少しでもスマホから離れる時間を確保することが重要です。

寝る前にスマホを使うと、具体的にどんな影響がありますか?

主な影響として、①スマホの光による睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌抑制、②コンテンツによる脳の覚醒、③意図しない夜ふかしによる睡眠時間の減少、が挙げられます。

これらが複合的に作用し、寝つきの悪さや眠りの浅さを引き起こします。

寝る前スマホをやめると、他にどんな良いことがありますか?

睡眠の質が改善するだけでなく、日中の集中力や生産性の向上、デジタル情報から離れることによるストレス軽減と心の安定が期待できます(参考:厚生労働省 1)。

また、食欲に関わるホルモンが睡眠時間の影響を受けることも報告されています(参考:Spiegel ら 2004, 8)。

寝る前スマホをやめたいのに、どうしてもやめられません。どうすればいいですか?

意志の力だけでやめるのは難しいものです。まず、スマホに手が伸びる心理的な背景の一つとして、FOMO(取り残されることへの恐怖)が指摘されています(参考:Przybylski ら 2013, 7)。

その上で、「充電場所を寝室以外にする」といった物理的な環境を変えることや、「寝る前15分だけ本を読む」など、達成しやすい小さな目標(スモールステップ)から始めることをお勧めします。

ブルーライトカット機能は効果がありますか?

ブルーライトを軽減するため、一定の効果は期待できます。ただし、フィルタを使っても、成人ではスマートフォンを見た後のメラトニンの低下が就寝時まで残っていたという報告があります(参考:Höhn ら 2024, 3)。

睡眠への悪影響はブルーライトだけが原因ではありません。画面の明るさそのものや、見るコンテンツによる脳への刺激も大きな要因です。

そのため、ブルーライトカット機能だけに頼るのではなく、就寝前はスマホの使用自体を控えることが最も効果的な対策です。

参考資料・文献一覧
  1. 厚生労働省『健康づくりのための睡眠ガイド2023』2024年2月策定(2024年9月18日一部修正) https://www.mhlw.go.jp/content/001305530.pdf
  2. Chang AM, Aeschbach D, Duffy JF, Czeisler CA. Evening use of light-emitting eReaders negatively affects sleep, circadian timing, and next-morning alertness. Proc Natl Acad Sci U S A. 2015; 112(4): 1232-1237. https://doi.org/10.1073/pnas.1418490112
  3. Höhn C, Hahn MA, Gruber G, Pletzer B, Cajochen C, Hoedlmoser K. Effects of evening smartphone use on sleep and declarative memory consolidation in male adolescents and young adults. Brain Commun. 2024; 6(3): fcae173. https://doi.org/10.1093/braincomms/fcae173
  4. Alonzo R, Hussain J, Stranges S, Anderson KK. Interplay between social media use, sleep quality, and mental health in youth: A systematic review. Sleep Med Rev. 2021; 56: 101414. https://doi.org/10.1016/j.smrv.2020.101414
  5. Kroese FM, De Ridder DTD, Evers C, Adriaanse MA. Bedtime procrastination: introducing a new area of procrastination. Front Psychol. 2014; 5: 611. https://doi.org/10.3389/fpsyg.2014.00611
  6. Blume C, Niedernhuber M, Spitschan M, Slawik HC, Meyer MP, Bekinschtein TA, Cajochen C. Melatonin suppression does not automatically alter sleepiness, vigilance, sensory processing, or sleep. Sleep. 2022; 45(11): zsac199. https://doi.org/10.1093/sleep/zsac199
  7. Przybylski AK, Murayama K, DeHaan CR, Gladwell V. Motivational, emotional, and behavioral correlates of fear of missing out. Comput Hum Behav. 2013; 29(4): 1841-1848. https://doi.org/10.1016/j.chb.2013.02.014
  8. Spiegel K, Tasali E, Penev P, Van Cauter E. Brief communication: Sleep curtailment in healthy young men is associated with decreased leptin levels, elevated ghrelin levels, and increased hunger and appetite. Ann Intern Med. 2004; 141(11): 846-850. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15583226/
  9. Van Cauter E, Leproult R, Plat L. Age-related changes in slow wave sleep and REM sleep and relationship with growth hormone and cortisol levels in healthy men. JAMA. 2000; 284(7): 861-868. https://doi.org/10.1001/jama.284.7.861

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